2018年11月27日
会社名 | 損害保険ジャパン日本興亜株式会社 |
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事業内容 | 損害保険事業 |
Instagram 公式アカウント |
https://www.instagram.com/sjnk_official/ |
損保ジャパン日本興亜株式会社は、自動車保険や火災・傷害保険など、生活に関わる様々なリスクを保障するサービスを提供する損害保険会社です。2014年よりブランドキャラクター「ジャパンダ」を展開し、テレビCMやLINEスタンプなど様々な媒体を通じてブランドの認知拡大に繋げています。
従来、保険サービスでは顧客層が保険契約を検討するタイミングでどれだけブランドを「想起」してもらえるかが重要ですが、同社では20~30代の若者層において認知度や想起率がまだ充分ではないという思いがありました。このため、これらの層で特に利用率が高いInstagramを活用したマーケティングを検討していましたが、「保険」という無形サービスをInstagramの世界観においてどのようなコンテンツで表現するのか、またそれらのコンテンツを継続的に生成・発信していくことは可能なのか、といった懸念がありました。
そこで2018年9月、SNSのマーケティング活用を多数手がけるアライドアーキテクツ支援のもと、ターゲット層に向けたブランド認知の拡大・深化を目的に公式アカウントの戦略設計を行い、「ジャパンダ」を主軸としたInstagramマーケティング施策を開始しました。
Instagram公式アカウントの開設と同時に「#ジャパンダおいで」と題した写真投稿キャンペーンを実施し、"私が守りたい大切な瞬間や思い出の写真"をInstagramユーザーから募集しました。ただテーマを伝えただけでなく「あなたの写真にジャパンダがお邪魔するかも?」という可能性を示唆し、ユーザー自身が「ジャパンダに来てほしい」という思いを持って能動的に参加してもらえるようなキャンペーン設計を行いました。
その後、集まった約5,000枚の写真の中から約100枚を選出し、1枚ごとに「ジャパンダ」を合成したオリジナルコンテンツを作成。被写体やシーンに合わせて「ジャパンダ」の洋服やポーズ、配置を変えたほか、クロマキー撮影した「3Dジャパンダ」を合成した動画、スタンプなどで加工した「ストーリーズ」(※)向けの写真など、バラエティあふれるコンテンツを公式アカウントで投稿しました。
従来、ファッションやインテリアなどの有形商材に比べて、写真や動画に残しづらい「保険」や「教育」、「金融」などの無形サービスは、SNS上でUGCが生まれにくいとされています。
しかし同社では今回、「保険」というサービスで守りたい"ユーザーの大切な瞬間"に「ジャパンダ」というキャラクターが入り込むという独自のアイデアによって、Instagramの世界観を壊すことなくUGCを活用したターゲット層へのブランド訴求を実現しました。
その結果、特にテーマ設定と親和性が高い"育児中のママ"ユーザーの共感を呼び、Instagram上で「ついにジャパンダが来てくれた♡」「(写真を)見つけてくれてありがとう!」といったコメントと共に「ジャパンダ」写真のスクリーンショットを投稿するユーザーが続発。ユーザー自身がキャンペーンを自分のフォロワーに紹介するなど新たな拡散も生み出し、自然な形でブランドイメージの向上や認知拡大に繋げることができました。
※15秒以内の動画・写真を全画面で表示するInstagramの機能
損害保険ジャパン日本興亜株式会社 広報部 メディアグループ
久我貴大様、三好麻耶様、西宮妙子様、安藤梓様
今回、家族との旅行や家での快適な時間を守るための「保険」というサービスをお客様の「大切な瞬間」と結び付けたいと考え、公式アカウントの開設とともに写真投稿キャンペーンを実施しました。
どれくらい写真が集まるのか分からず不安もありましたが、結果的に想像以上の方に参加いただき、まさに私たちが考えていた「保険で守りたい大切な瞬間」が切り取られたかのような写真コンテンツを多数集めることができました。
当初、Instagramのような「ビジュアル中心」のSNSは当社サービスとの親和性が高くないのでは?といった思いもありました。しかし、「ジャパンダ」を合成したさまざまな写真や動画を発信するうちに、「私の写真にもジャパンダが来ないかな」といった期待の声や、「ついにジャパンダが来てくれた!」という喜びの声が届き、Instagramならではのコミュニケーションを生み出すことができました。特に、お客様の気持ちになってスタンプなどで加工した「ストーリーズ」向けのコンテンツは、沢山の方にご覧いただくことができました。まさにユーザーの皆様とともに作り上げた公式アカウントだと感じています。
また今回の施策では、写真とともに「女の子ママ」「3歳」「親バカ部」など育児関連のハッシュタグを付けている方が多く、私たちが接点を持ちたいと考えていた"ママユーザー"の皆様から多くの反響があったことも大変嬉しい成果でした。
今後も「#ジャパンダおいで」コンテンツとブランドサイトとの連携など新たな取り組みも積極的に行い、Instagramを起点としたお客様とのコミュニケーションに努めていきたいと思います。
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